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ブログ2022.10.17

空き家維持費と解体費どちらが高い?!

空き家維持費と解体費どちらが高い?!

空き家のイラスト

 

使わない空き家を誰かに貸したり売ったりしたい!

だけど、立地面や老朽化などを考えるとそれも難しい?

こういった悩みをお持ちの方がたくさんいられます。

 

それなら解体してしまおうか!と見積もりしてもらったら思いのほか高い。。なんてことがあるんです。

解体工事は壊すだけといっても建築基準等の兼ね合いですごく高い買い物になっています。

ならば、解体せずに空き家にしたままおいておくしかないのか?

しかし、いつまでも置いておくわけにはいかないですよね。。

払い続けるには一体いくらお金がかかるんでしょうか?

 

一般的な一軒家の維持費

まずは、一般的な一軒家が空き家になった場合の維持費はどれくらいになるのでしょうか?

①維持費の中でも税金が一番大きな額を払うことになります

一軒家だけでなくどんな建物にも課税されるのは固定資産税・都市計画税です。

自治体や家の大きさによって異なりますが、2つ合わせて年間で15万円ほどかかると仮定します。

②次は火災保険料です。空き家では人が住んでいないのがまるわかりなので放火のターゲットにされる可能性があります。

放火された時に火災保険に加入していなかったらもし近隣に延火した場合賠償責任のすべてを個人が負担しなければならないことになりますので、必ず加入しておきましょう。

こちらも保険会社や建物によって異なりますが年間で15,000円と仮定します。

次に光熱費です。

住んでいないのにかかるの?!と思いますよね。

水道も電気も基本料金というものがあります。

それにプラスして使った分の金額が加算されていくというシステムですので、使用していなくても光熱費はかかってきます。

こちらも地域によって異なりますが、年間で2万円と仮定します。

 

これら①②③を合計していきましょう。

税金 15万円

火災保険料 1万5千円

光熱費 2万円

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合計185,000円(年間)

8年間空き家を維持するだけで 解体金額と並んでしまう

1年間空き家を維持すると185,000円かかるとわかりました。

一般的な家を解体する場合の解体費用の相場を150万円とします。

維持費を8年間払い続けると解体費用を払えるだけのお金になるということです。

売れない・貸せない・住まないのただの空き家を10年維持しているだけで180万という莫大なお金になってしまいます。

解体費用高いなぁと思ってしまうかもしれませんが、10年間維持し続けるよりもずっと安く済むという結果になります。

金銭的なものの理由以外に色んな理由があると思いますので気持ち上でストッパーがかかりますよね。。

でも自分のこどもの代や孫の代まで残し続けるのは現実的に難しいと思います。

感謝の気持ちをもって解体をしてしまえば無駄な費用もかからない賢明な判断だと思いますよ。

皆さんじっくり考えてみてください。