ブログ

ブログ2020.09.23

空き家と認定される条件とは?

空き家が問題になっているのを知っていますか?誰も住んでいないまま放置しておくと空き家と認定されてしまいます。空き家を放置しておくと、ゴミが不法投棄されたり、放火されたりするなど問題が起き、近隣住民への迷惑をかけてしまうことがあります。では、どれくらい放置していると空き家になってしまうのか紹介したいと思います。

 

●1年間居住実績がないことが前提

空き家の定義として、前提となる項目のひとつが「1年間の居住実績がないこと」です。空き家と定義される際の判断項目は複数あり、より客観的な判断項目も確認して一定の基準を満たしている場合は「空き家」になります。基準などはありますが、大前提なのは、1年間利用のない物件であることです。他の基準とは、

1.人の出入りの有無

こちらは、前提となる「1年間利用実績のない物件」に含まれる条件です。

2.電気、ガス、水道などのライフラインの使用状況

これも上記同様、ライフラインの使用状況から「1年間利用実績のない物件」ということを確定づける条件の1つです。

3.住宅の用途

住宅の利用用途が明確になっていない場合は、要注意物件と判断される場合があります。

4.所有者の住民票や住宅の登記記録

不動産登記と所有者の住民票情報が合致しない場合などに、空き家と定義づけられることがあります。

5.所有者への確認

地方自治体により、所有者への確認を行い、聞き取りの内容も参考にして判断します。

6.管理の状況

住宅の土地が適切に管理されていて、安全面や衛生面などの観点から問題がないかを判断されます。

 

●1年間を基準に空き家指定する意図とは

放置された空き家は家屋が崩れることで予期せぬ事故につながったり、治安の悪化の要因になります。これを防ぐために政府が「空き家対策措置法」を施工し、放置された空き家を減らす対策をしました。そこで、自治体が中心となり、空き家の早期対策をアナウンスして、場合によってはペナルティを用いて所有者への空き家管理を義務付けています。出来るだけ早く対策を行い、活用することで地域活性につなげられるのが空き家の魅力です。早期に行うことが空き家問題をスムーズに解決するためのポイントとなります。

●まとめ

このように、1年使用していない家が空き家の前提になることが分かりましたか?1年が基準となるのは、出来るだけ早く空き家問題を解決したいという意図からなっているのです。出来るだけ空き家になる前に解体工事などをして売却するか土地を活用するようにしましょう。