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ブログ2020.03.23

空き家売却のメリットとは?

空き家売却と解体の違い


現在日本では全国的に空き家問題が深刻化しています。
この問題はこれから先さらに大きな社会問題となりますし、空き家をどのように処理していくかが課題となっています。
現在空き家を所有している人にとっては、他人ごとではないですし解体するか売却するかで悩んでいる人も少なくないでしょう。
基本的に解体の場合は空き家を壊して更地にするケースが多く、かなりの費用と解体後の土地に対しても固定資産税が発生します。
一方の売却の場合は、空き家を売り渡すことになるため、売却後に固定資産税が発生することもなく、解体費用も発生しません。
このように売却と解体では大きな違いがあるのです。

 

空き家売却のメリットは?


では空き家を売却することのメリットとは何でしょうか。
まず空き家を維持する必要がなくなります。空き家は老朽化による倒壊などを防ぐ必要があり、持ち主がそれを維持する責任があります。
維持にはかなりの費用が必要ですし、住んでなくても固定資産税は発生します。
しかし売却してしまえば維持する必要もなくなり、そういった費用負担が一切なくなるのです。
さらに売却することで売却益を得られますので、解体とは逆にお金が入ってくることになります。

 

空き家を解体してから売却


空き家を売却する場合、そのままの状態で売るほうが費用負担もなく楽でしょう。
しかしあまりにも古い空き家の場合、なかなか買い手がつかないということも考えられます。
そんな時は空き家を解体し売却する方法もあります。
このケースは空き家解体の費用がかかりますが、土地のみを売ることで買い手が付きやすくなります。
特に利便性が良い場所に空き家を所有している人や、空き家が老朽化してそのままではまず住めない場合は、更地にしてから売却するのも一つの手段です。
更地にする場合は、更地の査定も行っておくと売却がスムーズに行えるでしょう。

 

空き家売却の税金は?


空き家を売却した場合、気になるのが売却に伴う税金でしょう。
今までは売却することで所得税が発生していましたので、それの支払いが嫌だと考える人も少なくありませんでした。
しかし現在は空き家問題解消のため、税制と空き家法の2つが改正されました。
それにより空き家を売却した際に所得税が発生しにくくなっており、売却しやすい状態になっています。
注意点としては、どの空き家でも空き家法と税制改正が適用されるわけではないということです。
そのためまずは自分の所有している空き家が対象となるのかを正しく把握し、きちんと下調べしてから売却することが重要となるでしょう。