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ブログ2020.09.17

空き家をそのまま放置しておくと、罰金の可能性も

空き家をそのまま放置している人はいませんか?空き家を放置するのは、さまざまな理由があるからでしょう。ですが、空き家を放置しておくと「特定空き家」に認定されてしまう可能性があります。もし、特定空き家とされてしまったら、最悪罰金になってしまう可能性があります。では、詳しく紹介したいと思います。

●特定空き家になるのは何故?

通常の空き家は「放置して1年以上が経過した建物」なのですが、特定空き家は「衛生的に有害で倒壊の危険性がある」ものです。今はまだ特定空き家になっていなくても、このまま放置して老朽化することにより、特定空き家になってしまう可能性は十分ありえます。家は誰も住んでいなくて、風通しを行ったりなどをしないと一気に老朽化していきます。人が住んでいる状態よりもずっと早く古くなってしまうのです。また、誰も手入れをしなければ、草は生え茂り、虫なども発生してきますね。そうすると、あっという間に「特定空き家」ということになります。それ以外にも外観や内観が劣化していることや地域住民への影響なども考慮されるので、今はまだ空き家だとしても、油断は出来ません。

 

●特定空き家に対する罰則は?

特定空き家に認定されると、地方自治体から忠告を受けてそれまで優遇されていた固定資産税の控除や措置なども適応されなくなり、更地の状態と同じ6倍の固定資産税を払うことになります。特定空き家指定後はまずは、助言をされます。その状態のまま放置してしまうと勧告を受け、さらに放置すると命令に変わります。その命令に背くとついには50万円の罰金が科せれるので逃げることは出来ません。特定空き家のまま放置しておくと、さまざまなデメリットがあるので、放置しないで何らかの対処をすることが大切です。

 

●特定空き家にされないように管理するポイント

まず、こまめに外観を確認しましょう。台風や地震の際、瓦などのものが落下して第三者に危害を加えないようにすることが大切です。そして、建物の価値を落とさないように気をつけましょう。具体的には、通気、換気と排水口の悪臭予防、和室の畳床湿気予防がポイントです。さらに、通気、換気などは定期的に行いましょう。

 

●管理が面倒なら解体工事がおすすめ

このように、こまめに空き家の手入れが出来れば、特定空き家になりにくいですが、すべての人ができるわけではありません。もし、こまめに手入れが出来なければ、解体工事をして、更地にしてから売却するか、土地を活用することをおすすめします。空き家のまま放置をするなら解体業者に依頼することをおすすめします。