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ブログ2020.04.03

神戸市の空き家事情

人口減少や老齢化を背景に、空き家が年々増加している。2013年、総務省が実施した「邸宅・土地統計チェック」によると、空き家は全国で約820万戸と過去最多を記録。兵庫県では35万6500戸で、前回チェック時の08年より約2万戸増加した。兵庫県内の空き家率をみると、4.9%の猪名川町から28.0%の加東市までばらつきがある。都市部では低く、北播、西播、但馬、丹波、淡路などの中山間地域で高くなる性質だが、神戸市西部でも高い数値がみられた。最近、美麗農村景色や地域コミュニティーとの関わりを求め、都市部から町内の空き家に移り住む場合もある。同町定住対策室は「切羽詰まった状況だ。空き家が朽ち果ててしまってからではもう遅い。そうなる前に地域と協力し、利応用に向けたルールをきっちり整えていきたいとしている。

空き家問題は都市部でも深刻化している。神戸市長田区では老年期化率が3割を超え、空き家率が18.0%と市内で最も高い。過去約20年間で見ると、同区では阪神・淡路大震災後、老齢化の進展と共に空き家率が一度に増大した。市内総体では住処の総数は増大したものの、空き家率は増加性質にある。縦軸を空き家率、横軸を住まい総数として、25年間の各区の状況をプロット。各々の点にマウスオーバーすると、区名のほか詳しい数字を表示します。各々の点の色は老年期化率をあらわし、赤くなるほど老年期化が進んでいます。下のスライダーを動かすと、年を経るごとに移り変わりがわかります。そもそも空き家問題についてですが、言い回しの通りとなりますが、実質的に使われていない家屋が豊富にあって、それが街の空洞化に繋がっているという話です。普通には核世帯化が進み、父母が所有していた居宅を相続などしても、所有権は維持していますが活用せず放置されているという状況です。