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ブログ2020.09.15

大阪で空き家が多い理由と対策は

大阪は空き家戸数が政令指定都市ワースト1と言われています。全国の空き家住宅は約820万戸にものぼります。そのうち大阪は28万戸もあり、空き家率も17.2%で、この数字から見ても大阪が多いことが分かりますね。特に賃貸にも売却にも出せない空き家、不動産として流通していない放置空き家は4分の1をしめており、大きな問題となっています。では、大阪は何故このような空き家が多いのかについて紹介します。

 

●何故空き家にしておくのか

空き家にしておく理由として多いのは「物置として必要だから」「解体費用がもったいない」「特に困っていない」「将来使うかもしれない」という理由になっています。確かに将来必要になるのかもしれませんが、そのまま放置しておくこと自体に問題があると言われています。

 

●何故大阪は空き家が多いのか

特に古い長屋住宅に空き家が多いのが特徴なのですが、実は太平洋戦争の空襲被害が少なかった地域があり、焼け野原になることを免れた昔ながらの家が空き家になっています。特に長屋の場合は4軒や6軒長屋と言われるように複数の管理者が絡み、改築もリフォームもままらならくなっています。長屋は、ひとつの家族だけではなく、数件つながっているため、一つの家だけでは空き家にするか判断することができず、全員が解体するのに了承しなければいけないため、余計に空き家になってしまうのです。

 

●空き家トラブルで多いもの

空き家はトラブルになることが多く、そのため放置するのが問題になっています。空き家のトラブルとして多いものを紹介します。

・放火

放置された周辺住民が最も不安になるものですが、敷地内にごみなどが散乱していると、万が一放火されたときにあっという間に広がってしまいます。家が放置してあるからという理由で放火されやすくなってしまいます。

・ごみの不法投棄

人の出入りがない家だと判断されると、そこにゴミを不法投棄する人がいます。一度ゴミが放棄されると同じことをする人が後を絶たず、どんどんゴミが増えていってしまいます。当然悪臭などにもつながるので、周辺の住民に被害が及びます。

・地震や台風などによる倒壊

空き家は一般の住宅よりも老朽化が進んでいきやすいです。大きな地震や突風により外壁の一部が剥がれてしまったり、アンテナ類が倒れて落下したりする危険性もあり、地域の人たちや通行している人たちに被害が及ぶことがあります。

●解体工事がおすすめ

このように、大阪は空き家問題が深刻になっていることが分かりましたか?空き家はどうしたらいいか分からない人が多いですが、解体工事をして更地にするのがおすすめです。特に人が住むことが出来ないほど老朽化している家は解体して売却するのが一番の対策ですね。空き家をどうしようか悩んでいる解体工事が出来る業者を探してみましょう。